理事長指針

 

岩見沢青年会議所 2017年度 理事長指針

岩見沢青年会議所 2017年度 理事長指針
 
地域を愛し、人を癒し、誉れを胸に
一般社団法人岩見沢青年会議所 2017年度理事長 松本 雄介

【はじめに】
 第62代理事長として、61年目の新たな歩みを担わせていただくことを、今日まで一般社団法人岩見沢青年会議所の歴史を築いてくださりました先輩諸兄の皆様、そしてJC運動に理解を示してくださり、これまで多大なご協力をいただきました岩見沢市をはじめとする市内関係諸団体の皆様に対して、厚く感謝の意を表すとともに、先輩諸兄が脈々と営まれてきたまちづくりへの情熱を受け継ぎ、私たちの故郷である岩見沢の発展に向けてより一層尽力してまいります。
 去る2016年度の創立60周年記念式典の場におきまして、一般社団法人岩見沢青年会議所の今後5年間に渡る中期ビジョンとして「人巡るまち、いわみざわの創造」を掲げさせていただきました。本年はそのスタートを切る1年として、かつて鉄道輸送のまちとして多くの人が集ったこの岩見沢に、新たな人の流れを築いていくためには、人が集う根底にある精神的な原理を捉え、岩見沢の特性に基づく新たな価値観を築いていく使命を頂いたものと考えます。この1年、志を同じくする一般社団法人岩見沢青年会議所のメンバーとともに、一生懸命、大きな使命に挑んでまいります。

 

【訪れる人、もてなす人の想いが通じるまちづくり~癒しと幸せのまちを目指して~】
 岩見沢というまちは、1878年に炭鉱へ行き交う人々の休息所が設けられ、次いで道内最古の幌内鉄道における中継駅が設けられ、その後に入植が始まった経緯があります。休息所で湯浴みをし、疲れを癒した想いから「ゆあみのさわ」、岩見沢という名前が生まれたと言われています。開基以降は開拓時代から戦前、戦後の高度経済成長期まで日本を支える主要エネルギーである石炭を産炭地から運ぶ流通拠点として、多くの人が集い発展してまいりました。しかしながら、主要エネルギーが石油に成り代わり、かつ国鉄民営化による鉄道輸送拠点としての重要性の低下、モータリゼーションの確立による個人間の移動手段の発達、それに伴うロードサイド商圏の誕生による中心市街地の疲弊によって、次第にそのアイデンティティを失い現在にいたります。
 これからの岩見沢のまちづくりにおいて、新たな人の流れを築いていくためには、このまちを通過する人々が立ち止まり、立ち寄り、再び訪れたくなる心の動きを掴んでいく事が欠かせません。それはこのまちの始まりである「人の心を癒す」事であると確信します。一通りの設備や施設、道具が充実し、かつITの発達による情報化社会を迎えた現代、人々はむしろ溢れかえる物質や情報に疲れ、精神的な豊かさを求めるように変わってきています。訪れた人が岩見沢ならではの特色を味わい、そして地域の人々の心づくしのおもてなしによって心を癒されたなら、この岩見沢の地を再訪したい、このまちで暮らしたいと想っていただけるのではないでしょうか。
 そして、岩見沢の特色とは、南空知の中心地であり鉄道と自動車交通の要衝にあることと、郊外に広がる道内有数の農業地帯と豊かな食資源、そこに共存する自然環境の美しさ、芸術・スポーツに特化した北海道教育大学岩見沢校を擁することにあると考えます。一般社団法人岩見沢青年会議所は、このまちの地の利を活かしながら、このまちで暮らし、働く人々の想いと向き合い、個々の魅力を重ね合わせて新たな癒しの文化を創出して、訪れる人々をもてなし、岩見沢を愛する人を増やしていくべく活動してまいります。訪れる人、もてなす人の想いが通じ合い、ともに幸せがもたらされることを願って。

 

【多団体連携の推進~絆から生まれる若者世代の世論を目指して~】
 岩見沢に数ある青年団体の中において、JCは「修練・奉仕・友情」の3信条に基づき活動する団体であり、他の団体もそれぞれの志を掲げて活動する団体であります。これまで、JCを含む岩見沢の青年団体は個々の想いをもって、それぞれの分野においてまちづくりに参画してまいりました。これからの岩見沢のまちづくりを考えていくのに当たって、昨年度、一般社団法人岩見沢青年会議所より呼びかけさせていただき、青年団体の間を繋ぐ多団体連携の絆を結ばせていただきました。これはお互いの事業を助け合う意味ではなく、岩見沢全体のまちづくりを考えていく上で連携していくことを目的としております。特に、まちを挙げての催事においては、青年団体同士が共通のテーマを掲げ、催事のカラーを際立たせる役割を果たせるものと考えております。そして、連携を重ねていく中で、絆を深め合い、岩見沢の若者世代としての世論を形成していく一助となるよう、本年度も多団体連携を推進してまいります。

 

【情報化社会における地域愛の育成~デジタルを凌駕するアナログを目指して~】
 人は生まれ育ちゆく中で、両親や周囲の大人、先生から見守られながら教えを授かり、兄弟や友人との触れ合いから様々な価値観、人との付き合い方を学んでいきます。かつて戦後復興の途上において、個々の家庭は厳しい暮らしを生き抜くために互いに助け合い、地域社会を形成していく中で、子育てもまたその助け合いの環に含まれていました。子どもたちは家族以外の大人や子どもたちと関わり、よく学び、よく遊ぶ中で生まれ育った岩見沢の魅力に触れていく事によって、成長とともに地域への愛情を抱いていきました。やがて日本経済の復興がこの岩見沢にも訪れた時、助け合わずとも個々の家庭で自活できるようになっていったことに伴い、そうした環境もまた自然に姿を消していきました。そして時代はさらに進み、現代はインターネットを介して日本はおろか世界中の人々と交信できるようになり、子どもたちはスマートフォンを通じてこれまでに無い新たなコミュニケーションの世界に踏み出せるようになりました。
 しかし、グローバル化というものは目に見える世界を広げる一方で、目に見えない自らの成り立ちを希薄なものとしてしまう側面もあります。より素晴らしいものを追い求めたい心は人間の自然な欲求であり、私たち一般社団法人岩見沢青年会議所は、子どもたちが生まれ育つこの岩見沢の地の素晴らしさと、岩見沢を営む人々の想いを集約して、液晶を通して見える世界に負けない魅力的なコンテンツとして子どもたちが交流し、成長していく機会を創出していかなければなりません。そのためには、かつて自然に形成されていた地域教育の土壌を、今の時代に見合った形として意識的に構築していく必要があります。岩見沢に生まれ育った我々大人が、これからの岩見沢で育ちゆく子どもたちに新たな岩見沢の魅力をいかに楽しく体験させていけるか。楽しさの中に気付きがあり、学びがある。人と交わり繋がった喜びが岩見沢への愛情に変わっていく。そんな成長の場を築き上げるために表はあくまで楽しげに、裏では世界に相対して必死に努力を重ねる姿こそが、このまちの次代を担う子どもたちに見せていくべき大人の背中であると確信いたします。

 

【経世済民~自らの務めを知り、更なる仲間を求めて~】
 青年会議所とは、20歳から40歳までの青年経済人が、自らが暮らす地域に「明るい豊かな社会を築き上げる」という大きなテーマの下に集い、まちづくりに参画しながら、利他の精神を旨に、個人としての修練を実践していく青年団体です。一般社団法人岩見沢青年会議所からも、これまで多くの先輩諸兄がこの青年の学び舎を卒業されて、今日の岩見沢における経済を支えてくださっています。縁あって2010年に入会させていただき、本年まで活動させていただいた中で実感したのは、青年会議所には企業経営の要点全てが備わっているということです。経営理念を定める。事業計画を練る。組織を動かす。現状の成果に留まらず、次なる目標を常に視野に入れて行動していく。その全てが青年会議所の運動に盛り込まれています。
そして、そのことを突き詰めて考えていくと、企業経営の原理である利潤追求の裏に、社会への貢献という大義が込められていることに気付かされます。利潤とは、企業が地域社会に貢献した対価であり、その利潤を基に更なる地域貢献を果たしていってほしいという、この岩見沢に暮らす人々の想いが込められた、かけがえの無いものなのです。青年会議所とは決して浮世離れした無私のボランティアではなく、近い将来この岩見沢を担う責任世代の私たちが、自らの本業の意義を知り、このまちの営みに参画していく喜びを享受するための団体なのです。私たちはその事を誉れとして、本年もともに切磋琢磨していく新たな仲間を迎えるべく、胸を張って会員拡大に努めてまいります。

 

【結びに代えて】
 岩見沢に暮らし、岩見沢の営みに加わることの意義を理解した私たちは、未来の岩見沢に対して掲げた「人巡るまち、いわみざわの創造」の実現に向けて、訪れる人の心を癒し、もてなす人の心に幸せが満ちるまちづくり事業と、進化を重ねる情報化社会の中にあっても故郷の魅力を子どもたちに伝え、地域愛を養っていくための教育事業を推進してまいります。その中で多くの団体と絆を結び、新たな仲間を迎えていくことで、岩見沢を愛する人の心を繋ぎ、理想の未来を築いていく礎とするべく、2017年度一般社団法人岩見沢青年会議所会員一同、全力を挙げて活動してまいります。

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